「IoT信号処理プロジェクト」とは

2019年8月20日に開催されたシーズ・ニーズマッチングセミナーでご説明させていただきました内容を,ここであらためてご説明させていただきます。

「プロジェクト」とは?

愛知県IoT推進ラボのゴールとして,「プロジェクト形成」が挙げられております。「プロジェクト」とは,いくつかの企業の皆様と愛知県立大学の教員とで信号処理を応用したIoTの新技術開発,問題解決などに取り組む活動です。

「IoT信号処理プロジェクト」の内容は?

企業の皆様からご提示いただいたIoTに関連する問題,データ処理に関する問題なら何でも課題として採用させていただきます。とは言え,何もないとイメージがわかないと思いますので,8/20のセミナーで提示させていただいた内容は次のようなテーマです。

  • 非接触センサを用いた工作機械・製造機械へのレトロフィットIoT
  • 愛知県立大学 神谷が提案している新しい信号処理方式ARSとそのファミリーによるデータ解析および応用
  • 機械学習を用いたセンシングデータ解析

用語

レトロフィット:センサがついていない古い製造機械へセンサを取り付け,IoTへ対応させることをいいます。例として,このようなものが挙げられます。

ARS:愛知県立大学 神谷研究室が提案している新しいデータ解析法です。機械やインフラの振動解析,生体計測などに応用が可能です。特長を簡単にまとめた資料として下の資料をご参照ください。

具体的な活動

プロジェクトへの参加にご興味がおありの方は,以下のような方法によりご参加いただけます。

  • 准教授 神谷幸宏までご連絡ください(メールアドレスは本HPのトップページにございます) 。 事前に,何なりとご相談ください。
  • もしくは,こちらのページをご覧いただきまして,今後のイベントにご参加ください。

具体的な活動として,次のようなパターンが考えられます。

  • すでにデータをお持ちの方 →データの解析をさせていただき,今後の対策をご提案致します。
  • データをお持ちでない方 →データの計測にお伺いさせていただきます(無料) 。 取得したデータを解析し,今後の対応をご提案致します。
  • レトロフィットIoTを試してみたい方 →お試しいただけます。

最終的に有意義なものとなった際には,各種研究助成への申請を共同で行うことを目指します。

Q&A

  • プロジェクトへ参加するにあたり,会費は必要? →不要です。
  • 必ず何かの成果を求められる? →そういうことはございません。途中で脱退されても結構です。
  • 自社の技術を出さなくてはいけない? →そういうことはございません。自社の技術を展開したい,などの方はそれも結構です。
  • 具体的にやりたいことがあるわけではないが,イベントだけ,情報収集を目的とした参加は可能? →可能です。ぜひ,ご参加ください。

その他,ご質問は何なりとメールでお問い合わせください。メールアドレスは本HPのトップページにごさいます。